蕎麦

実際に食べたことある?岩手の名物料理わんこそば

テレビなどで見るわんこそばは、誰がどれだけ早く多く食べられるかを競う料理として紹介されることが多く、実際は食べたことがないという人が多いのではないでしょうか。でも実はわんこそばは、量やパフォーマンスだけでなく味へのこだわりが強い店が多いということはあまり知られていません。

わんこそばって大食いのための料理じゃないの?

わんこそばってどんな料理?

わんこそばは、一口分の温かい蕎麦を「わんこ(お椀)」に入れて薬味と一緒にいただく、岩手県盛岡市、花巻市を中心とする郷土料理です。一口分のお椀の10~15杯分が一人前のもりそばと同じくらいの量とされます。

薬味として、刻みねぎ、花かつお、大根おろし、海苔、まぐろの刺身などが添えらえることが一般的で、とろろ、天ぷら、イカの塩辛、納豆、なめこおろし、そぼろなどが添えられる場合もあります。蕎麦は小分けにしやすいように長く切られて喉越しがよいのが特徴です。

岩手わんこそばは、長野県戸隠の戸隠そば、島根県出雲地方の出雲そばと並ぶ「日本三大そば」としても数えられるほど有名なそばです。

現在は何杯食べたという証明書を発行するなど大食い早食いをするイメージのせいからか、地元民よりも観光客向けにPRされている側面が強くなっています。

わんこそば、実は究極のおもてなし料理!?

わんこそばは何杯食べられるかを競う大食い選手権のための食べ物のように思われがちです。

けれども実は一度にたくさんの蕎麦を茹でてしまうと伸びて不味くなってしまうため、ゆでたてのおそばを少量ずつ召し上がっていただきたいという思いから生まれた究極のおもてなし料理だったということはあまり知られていません。

わんこそばの食べ方

お椀に入った熱いつゆにくぐらせた一口大のそばを、お給仕さんが「ハイ、ドンドン」「ハイ、ジャンジャン」という独特な掛け声とともに客人のお椀に放りこみます。客人がお腹いっぱいになるまでそれは続けられ、お椀に蓋がされることで「ごちそうさま」の合図となります。

競争して早く、たくさん食べなくてはならない料理だと勘違いされることが多いのですが、初めの一杯から終わりの一杯まで、じっくりと薬味とともに味わいながら食べるのが、美味しいわんこそばの食べ方です。

わんこそばを食べたい!オススメのお店は?

盛岡八幡宮の門前に建つ初駒

昭和35年創業の老舗、初駒は岩手県県北産の「南部一」のそば粉のみを使用しており、南部一独特の風味と甘味を存分に感じられるこだわりの蕎麦です。本店は盛岡八幡宮の門前という立地に建つ趣のある外観で、落ち着いてわんこそばを楽しむことができます。

わんこそば以外にも丼ものや他のおそばのメニューも大人気で有名店です。

マイペースにじっくり食べたい人にオススメ!芭蕉館

平泉の駅前にある芭蕉館は盛り出し式平泉わんこそばの元祖のお店です。盛り出し式とは初めからお盆にわんこそばのお椀が並べられて出されるスタイルのことを言い、焦らずに自分のペースで食べることができるというのが大きな特徴です。

芭蕉館では一つのお盆に12杯分のお椀が並べられていて、それが2段重ねられており、計24杯(ざる約2杯分)が色とりどりの豪華な薬味と共にセットになっています。

まとめ

わんこそばの魅力についてまとめてみました。
何杯食べられるかを試すといった話のネタのために食べに行くという人は多いかもしれませんが、実際はきちんと美味しく味わいたい名物料理です。大食いの人はもちろん、小食の人も誰でも、是非一度は岩手わんこそばをご賞味くださいね。

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