先輩と社会勉強の一つとして高級牛タン屋に行った

わたしがまだ高校生だったころに、担任の教師は「いくつになっても勉強は続けなさい」なんて言っていましたが、実際に自分が社会人になったときはそれを痛感することがいくつかありました。
なかでも食事の場は、社会勉強させられる状況に多く遭遇するというのが、わたしとある友人の意見です。

友人は新入社員のころ、会社の先輩に高級仙台牛タン屋に連れて行ってもらったそうです。メンバーは上司、先輩、新入社員である友人と同僚という組み合わせです。
友人はまずそこで、だれが肉を焼くべきかということを考えたそうです。差し当たり様子を見ていると、一番年上の上司が「今日は遠慮せずに食べてくれよ」と言って焼きだしたので、自分は手出しをしないことにしました。しかししばらくすると先輩が上司に「私が代わりに焼きますので、ご自身も召し上がってください」と言って焼き役を交代したそうです。
ここで「じゃあ自分が」というのも変なので、しばらくしてからその先輩と交代しようと様子見していると、少し食べた上司が「自分はもう満腹だから代わろう」といってまた焼き役に戻ってしまいました。

そこで友人は「私やります」と言ったのですが、「若い奴は気を遣わずに食べなさい」といわれたそうです。
その間友人の同僚は美味しそうに食べ続けていたそうですが、上司に焼き役を続けさせるのが申し訳なくて、友人はだんだん食事どころではなくなっていったそうです。
結局美味しい牛タン料理もそこそこに店を出ると、会計を済ませた上司は「あとは若いのでやりな」といってタクシーで帰ってしまいました。
その後先輩には、気遣いもいいけどせっかく上司がご馳走してくれるって言ってるんだから、楽しめば良かったのにと言われたそうです。実際気にせず食べていた同僚は、その後上司のお気に入りになりました。

常識的には友人の行動は正解ですが、相手や状況をみて対応を変えるのも、社会人として必要ということですね。

■参考リンク
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/nh-khhwfz/shokuhin.html
http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1503/spe1_08.html